「食の安全」の「真の脅威」は無知

”「食の安全」の「真の脅威」は、「平凡すぎて」誰もが思い付かない ――家族と自分の安全を守る方法を、さまざまな角度から検証する”を読んで突っ込みたくなったので書く。

食中毒になりにくい人がいる。その人と同じものを食ったその日の夜、私はノロ系の症状を発症して、高熱を出し、救急病院に行く事になったが、その人はなんともなかったと言う。


腸の抵抗力がまるで違うのだ。なぜここまで腸の抵抗力に差があるのだろうか。

私の腸がその人に比べ脆弱なのは、コンビニ弁当で腸内の善玉菌を皆殺しにしているからだろう。

その人と私は何が違うのかと気になり、食べ物について話を聞いたところ、外食こそするが、コンビニの惣菜などをまったくと言って良いほど食わないのだという。

食中毒で毎年何万人という数の人が死ぬのだという。ただ、内閣の食品安全委員会専門委員の唐木さんという人が言うには、その食中毒菌を殺すために作られた、「安全」な添加物や農薬などで死んだ人はいないのだという。

直接添加物は強力な食中毒菌を殺す。では、人体にもともと住んでいて、病原体や老廃物などを取り除く役割を担う「善玉菌」はどうなるのだろうか。規定を守った添加物、農薬は人体に「直接」の影響はないというが、善玉菌を皆殺しにしているのではないか。

そんな疑問に答える面白い話がある。コンビニで売られているサンドイッチの消費期限は概ね36時間、コンビニが納品業者に申し渡す保証時間はその倍の72時間。その保証というのが「腐らない」というレベルではなく、もっと難易度の高い「品質が変わらない」ということが条件となる。

この条件を守るために使われる薬品の名前をソルビン酸という。現在の日本では食品1キロ当たり1〜3グラムの使用が認められている。このソルビン酸という薬品は、微生物の生命活動を止める毒として働き、人間にとっては消費期限を延ばす薬として働く。人間と微生物では代謝の経路や酵素の仕組みが異なるため、人間の細胞にはまったく毒として働かない。

ここで忘れてはいけないのが、私達は他の生命と共生しながら生きているという事。微生物は体内外のあらゆる場所にいる。ソルビン酸はそれを皆殺しに出来る。消化管内に大量の微生物が生息しているがそれも皆殺しに出来る。先に述べた「善玉菌」とはこの微生物のことをさす。この微生物は「腸内菌」と呼ばれる。腸内菌は外来微生物の増殖や進入を防ぎ整腸を行ってくれている。もちろんそんなヘルパー達を殺せば外来微生物の増殖や進入は防げなくなり、食中毒にかかりやすくなるだろう。

もう一度思い出してみよう。内閣の食品安全委員会専門委員のひとが最も危ないといっているものが何なのかを。それは「食中毒」である。ではその食中毒に対して抵抗力がなくなり、かかりやすくなる食品は危険なのではないか。

食中毒ほど危険ではないというのはこの際わすれよう。世にいう「新しいもの」とはこの世に存在していなかったものだ。ここ数年の間に人の手によって生みだしたものが「バランス」を保つ役割を果たすとはとても思えない。

それでもこの忙しい日常を生き抜くために、いちいちそんなことを言ってられない。何かを食べなくてはならない。そんなあきらめと共に安い食品を食べるのであって、出来ればちゃんとしたものを食べていきたいのだ。「新しいものを怖がる」とかじゃない。せっかく稼いだお金で体を壊すものを食いたくはない、ただそれだけだろう。

※追記 この記事は誤った内容の書籍(そうとは知らず)をもとに、イメージだけで書いたものです。「無知」が真の脅威になる事が謀らずも証明されてしまった訳ですが、トラックバックしていただいた記事がとても素晴らしく、これまで不安だった部分を全て解明してくださいました。なかなかこういう事はないので、恥ずかしい反面、とても有難い事です。取り急ぎ反省とお礼まで。

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